オーソモレキュラー栄養療法について

オーソモレキュラー栄養療法(Orthomolecular medicine)とは、栄養を補うことを通して健康を維持する方法として知られ、分子整合栄養医学とも言われています。ビタミンやミネラル、アミノ酸など、身体の中にある自然の物質を用いて健康を目指し、体内環境を最適化する医学です。高濃度ビタミンCによるがん治療や鉄による精神疾患の治療などの報告があります。

現代人は、飽食のなかの栄養失調の方が多いと言われています。食べ過ぎだからとかカロリー摂取が多いから、太ったり病気が良くならないなんてお医者さんで言われ、憤慨された方もいるかもしれません。本当に食べ過ぎやカロリー摂取過多の方もいますが、実際、調べてみるとカロリー摂取は普通なのに病気になっている人はビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養不足・アンバランスの方か、運動不足・筋肉不足の場合があります。生活習慣病の人は筋肉低下・運動不足か3大栄養素(蛋白・脂質・糖質)とミネラル・ビタミンを含めた5大栄養素のバランスを見直す必要があります。現代食は、人工物、添加物、加工食品が多いため、食物繊維やミネラルなどの栄養素が損なわれている場合もありますので、栄養の取り方・調理の仕方も重要になります。生活習慣病が増加し、それが長期間持続することが心筋梗塞・脳卒中・癌・感染症による死因の引き金になります。

運動療法、食事療法、薬物療法を組み合わせ体のトータルケアをしましょう。このようなオーソモレキュラー医学の考えも参考にピンピンコロリを目指しましょう。

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